ブレンド(描画)モードとは
ブレンド(描画)モードとは、複数のレイヤーが重なっている場合の合成の仕方の設定です。ブレンド(描画)モードを変更することで、重なったレイヤーに効果が付くようになります。言葉で説明するとわかりにくいですが、実際に使ってみれば意外と簡単かと思います。
風景写真でよく使われるブレンド(描画)モード
ブレンド(描画)モードはかなり多く、全てを使いこなすのは難しいと思うので、風景写真でよく使われるブレンド(描画)モードについて説明したいと思います。
比較(明)
乗算
スクリーン
輝度
比較(明)
「比較(明)」はそれぞれのレイヤーの明るい部分のみを合成します。1枚撮りでは寂しくなるので、賑やかにするために花火やホタル、星の日周運動(星グル)画像などでよく用いられるブレンド(描画)モードです。
乗算
「乗算」は重なった暗い部分がさらに暗くなるように合成されます。ハイライトなどの明るい部分には大きな影響は出にくいです。2枚の同じ画像に対して適用し補正をするような使い方が多いです。
スクリーン
「スクリーン」は重なった明るい部分がさらに明るくなるように合成されます。「乗算」の逆パターンと思っていただければ結構です。「スクリーン」はオートン効果(Orton Effect)でも用いられるケースもあるようです。

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輝度
「輝度」はカラーに影響を与えずに輝度のみを合成します。彩度を上げずにコントラストのみ上げたい場合などに便利です。

【Photoshop】彩度を抑えてコントラストを上げる方法(レイヤーブレンドモード)
彩度を抑えてコントラストを上げる方法
コントラストを上げることで画像の明暗差が強調されメリハリが出ます。しかし、コントラストを上げることにより彩度(鮮やかさ)が上がってしまいくどい印象になってしまう場合があります。彩度を抑えて...
まとめ
ブレンド(描画)モードを変更するとレイヤーの合成の仕方が変わる
ブレンド(描画)モードを使いこなすことで表現の幅が広がる