Raya Proとは
「Raya Pro」はJimmy Mcintyre氏が作成したPhotoshopの有料プラグインで、ルミノシティマスク(Luminosity Mask)を自動で作成してくれたり、露出ブレンドを行うソフトになります。海外の写真家も多く使用しており、日本でも使用している方が増えてきている印象があります。

Zone Contrastとは
「Raya Pro」での「Zone Contrast」は階調ごとのコントラストを補正する機能です。「Zone Contrast」を使用するとワンクリックでルミノシティマスク(Luminosity Mask)が作成されるので階調ごとにコントラストを調整できます。また、トーンカーブレイヤーが作成されるのでコントラストだけでなく、露出や色調も補正可能です。
Zone Contrastの使用方法
※Raya Pro 5.0での操作を説明しますが、ver.が異なっても直感的に使用できるかと思います。
Raya Pro→Zone Contrastの起動
Raya Proをインストールすると画面上にRaya Proの操作パネルが出てきます。
「Rp」→「Dodge Burn」→「Zone Cont」の順に選択します。
Zone Contrast適用
Zone Contrastを適用すると、Contrast Zonesというグループ化されたレイヤーが作成され、展開するとルミノシティマスク(Luminosity Mask)が表示されています(Midtones1,2、Shadows1,2、Highlights1,2)。
作成されたルミノシティマスク(Luminosity Mask)にはトーンカーブがセットになっており、部分的に補正がかけられるようになります。
また、画面右下のレイヤーパネルの画像部分をoption(Alt)+clickすると選択されている部分の確認ができます。選択されている部分が白、選択されていない部分が黒で表示されます。もう1度option(Alt)+clickで元の画面に戻ります。
Zone Contrastで作成されたルミノシティマスク(Luminosity Mask)に対して補正をかける
Zone Contrastで作成されたルミノシティマスク(Luminosity Mask)に対して補正をかけることができます。今回は「Midtones 2」レイヤーのコントラストを高めてみました。中間調のコントラストを上げることで白とび、黒つぶれさせずに画像を引き締めることができました。上記はあくまで使用例ですが、トーンカーブで補正できる項目(明るさ、色味、コントラスト)であればいろいろ応用が効くと思います。
まとめ