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【撮影テクニック】露出を決める3つの要素を理解しよう!

2018-02-19

Irisです。

写真の明るさはどうやって決まっているのでしょうか?これを理解するだけで一段と表現の幅が広まります。今回は写真の明るさに関わる3つの要素についてお話していきましょう。

 

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露出とは

 

露出=写真の明るさ、です。ひと昔前を思い出してみてください。スマートフォンやコンパクトデジタルカメラで写真を撮ると写真が明るかったり、暗かったりした経験はないでしょうか?

 

これはカメラが判断した明るさで撮ってしまうからなんですね。ところが一眼レフカメラやミラーレス、最近のコンパクトデジタルカメラでは写真の明るさを撮影者が自由に変えることができます。露出を理解することで、自分の表現したいような明るさに調整できるようになることでしょう。

 

それでは、露出(写真の明るさ)を決める3つの要素について説明していきますね。露出=写真の明るさ、であることは先程説明しましたが、難しい言葉にすると露光量とも言われます。カメラはシャッターを切って初めて写真になりますが、シャッターが開いている時にカメラ本体に届く光の量で写真の明るさが決まるのです。

 

カメラ任せでも写真は撮れますが、これはカメラが自動で内部に入る光の量を計算してくれているからなのです。しかし、強い逆光などがあったりするとカメラも万能ではないため自分の思い通りの明るさにならない、という訳なんですね。

 

一眼レフやミラーレスは3つの要素を設定できますので写真の明るさを自分の表現したいように近づけることができるでしょう。調整するための3つの要素をこれから説明していきますので是非覚えてみてくださいね。

 

露出を決める3つの要素

 

本題に入っていきましょう。露出を決める3つの要素は「絞り、シャッター速度、ISO感度」です。

 

先程シャッターが開いている時に届く光の量で写真の明るさが決まる、と書きましたがその際に絞り、ISO感度の設定によっても写真の明るさが変わってきます。

 

※注意点※

 

撮影モードによっては、3つの要素のうちいずれかがオートになってしまいます。オートの要素があると、写真全体の明るさはカメラが判断した明るさになるのでその場合は露出補正ボタンを使用することで写真の明るさを調節出来ます。

 

例えば、絞りを調節したのに写真の明るさが変わらない、といった時には撮影モードがオートモードや◯◯優先オートモードになっている場合が多いです。オートの要素があると1つの要素を変えても残りの要素が自動で変わり、適正な明るさになるようになっています。

 

以下に書くお話は各要素についてイメージしやすくするために、3つの要素のうち1つだけを変えて、残りを固定する場合を想定しています。各要素を変えた場合にどうなるかということと、3つの要素トータルでどうなるかということは間違いやすいのでご注意ください。

 

撮影モードについてはこちらの記事もどうぞ。

【撮影テクニック】撮影モードを理解して思い通りの写真を撮ろう!

 

それでは、それぞれの要素について細かくみていきましょう。

 

絞り

 

 

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絞りとはレンズの中にある羽根のようなものです。人間でいう瞳孔のような役割を果たしています。絞りの数値はF値ともいいますが、写真のボケに関係してきます。具体的には絞りを開ける(F値を小さくする)とボケが大きくなり、絞りを絞る(F値を大きくする)と全体がくっきり写るようになります。

 

ボケに影響する絞りですが、写真の明るさにも関与しています。絞りを開けた状態は人間の瞳孔で例えると、目を大きく見開いたような状況と似ています。逆に絞りを絞った状態では目を細めた状況と似ています。

 

イメージできますでしょうか?目を大きく見開くとボケる範囲が多くなって全体も明るく見えますよね。反対に目を細めるとくっきりしたような感じになり、全体が暗くなるのがなんとなく想像できるかと思います。

 

この現象と同じ現象が写真にも当てはまり、絞りを開けると写真が明るくなり、絞りを絞ると写真が暗くなります。

 

余談ですが、眼科では検査のために散瞳薬を使用します。その際目が大きく開くので、視界がはっきりせずまぶしく感じてしまう、といった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このように絞りを調整することで写真の明るさも変わってくるのです。絞りと露出の関係をまとめてみましたのでご覧ください。

 

 

シャッター速度

 

 

続いてシャッター速度と露出の関係について説明していきましょう。こちらについては比較的わかりやすいのではないでしょうか。

 

冒頭でシャッターを開けている時間によってカメラ内部に入る光の量が変わるとお話ししましたね。シャッター速度が長い(遅い)ほど写真の明るさが明るくなることは想像しやすいでしょう。反対にシャッター速度が短い(速い)ほどカメラ内部に入る光の量は少なくなりますね。

 

また、一眼レフやミラーレスではシャッター速度を秒単位に設定することができます。数秒間シャッターを開けたままにすることによって綺麗な夜景や上のような滝の写真を撮ることができます。シャッター速度を秒単位にすることで、スマートフォンやデジカメでは撮れないような暗い場所でも明るく写すことができるんですね。

 

まとめると、シャッター速度が長い(遅い)と写真が明るくなり、シャッター速度が短い(速い)と写真が暗くなる、ということになります。

 

こちらも表にしてみました。

 

 

ISO感度

 

 

ISO感度とかいて「イソ感度、アイエスオー感度」と読むことが多いようです。ISO感度は大まかにいうと光を受け止める感度、と思って頂いて結構です。

 

ISO感度が高ければわずかな明かりも捉えることができますので写真が明るくなります。原理としてはカメラに入る光の電気信号を増幅させる、ということになりますのでISO感度を上げるといわゆるノイズが入った写真になり、ザラザラした仕上がりになってしまいます。

 

絞りやシャッタースピードはどういう表現をしたいかによって、数値を調整しても問題ないですが、ISO感度に関しては、高いとノイズが増えてしまうので低ければ低い方がいいとも言われますね。

 

ただ、あまりに暗い状況ではISO感度が低いと写真が暗くなってしまうので上げざるを得ない場合もあります。最近のカメラは高感度性能もよくなってきているので画質を追求するあまりISO感度を下げるよりは、画質を少し下げてでもISO感度を上げてきちんとした明るさで写るようにした方が失敗は少ないかも知れません。

 

こちらも余談ですが、上位機種ではISO感度の調整ボタンが付いている場合が多いですが、エントリーモデルなどでは自動でISO感度が上がってしまったり(ISOオート)、設定画面からしか調整できない場合もあるようですのでご自分のカメラの説明書を確認してみてくださいね。

 

ISO感度と露出の関係について同様に表にしてみました。

 

 

 

3つの要素のうちどの要素を優先するか

 

これまでお話したように、露出は3つの要素で決まることがわかりましたね。これら3つを同時に変えることはできないので必然的にどれかを優先的に設定することになります。

 

オススメは絞りかシャッター速度を優先的に設定することです。なぜかというと、ISO感度は低ければ低いほど画質がよいので、ISO感度はなるべく低くして、自分の表現したい写真によって、絞りかシャッター速度を優先して設定するとよいでしょう。

 

優先させたい要素を変更するには撮影モードを絞り優先オートやシャッター速度優先オートにすることで可能になりますので試してみてくださいね。

 

まとめ

 

露出を決める3つの要素は「絞り、シャッター速度、ISO感度」でしたね。それぞれの要素を変えると写真の描写が変わってきますので、いろいろと変えて試してみてくださいね。ぜひ光の量をコントロールして思い通りの写真を撮れるようになりましょう。

 

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