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【レタッチテクニック】 色別補正で人物の肌色を美しく見せる

2018-03-21

Irisです。

 

今回は人物写真(ポートレート)における肌色を美しく見せるLightroomでのレタッチテクニックについてご紹介しています。キーワードは「色別補正」です。やり方自体はとても簡単で、色別補正を用いることで印象的な写真にすることができます。

 

 

色別補正とは

 

 

 

まずは色別補正について説明します。色別補正とは写真の色の要素を何種類かに分け (Lightroomでは8種類)、それぞれの色別に調整していきます。Lightroomでは上の画面のように、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、アクア、ブルー、パープル、マゼンタの8色構成になっています。それぞれ、「色相」、「彩度」、「輝度」を調整できるようになっています。

 

ポートレートではいかに肌色を美しく見せるかがポイントになります。肌色がくすみがかってしまうとせっかくの美しさが台無しになってしまいます。肌色の補正では「オレンジ」を個別に補正することで仕上がりが大きく変わってきます。

 

まずはホワイトバランスを確認する

 

 

写真の色味を調整する前にホワイトバランスを調整する必要があります。ホワイトバランスが上手く設定されていれば白いものが白く写るようになりますが、ホワイトバランスの設定が悪いと青みがかったり、赤みがかったりすることがあり、肌色のくすみの原因にもなります。

 

最近のカメラは画像エンジンの性能が良くなってきていますのでそのままでも美しい場合も多いですが、撮影環境によっては色かぶりが起きてしまうことがあります。そのような場合、まずはホワイトバランスを調整することが重要です。

 

ホワイトバランスの調整値がわからなくなってしまった場合はスポットホワイトバランスツールで歯の部分で色をとるとよいと言われています。

 

人物の肌色を補正する

 

 

肌の色調補正について、ポイントを絞って簡潔に説明したいと思います。手順は3ステップでとても簡単ですが、個人的には効果は絶大だと思っています。

 

オレンジの彩度を抜く

オレンジの輝度を上げる

赤の彩度を上げる

 

オレンジの彩度を抜く

 

彩度とは色の濃さのことですね。人肌の場合オレンジ色の彩度を下げることでくすんだ感じがなくなり、白く透き通ったような印象にできます。場合によってはイエローを調整してもよいかも知れません。

 

オレンジの輝度を上げる

 

輝度とは明るさのことですね。色別補正を使用することで色別に明るさを調整することができます。オレンジの彩度を抜くことで、肌の色がある程度美しくなったかと思いますが、輝度を上げることで肌の部分のみ明るくなり、くすんだ印象が消えてより綺麗に見せることができます。

 

赤の彩度を上げる

 

最後に、赤の彩度を上げることで唇や頬のチークがより赤くなり肌との明度差が出て、印象的な雰囲気を残すことができるでしょう。肌の白さとの対比効果でより美しさが際立たせることができます。

 

 

実際のレタッチ

 

それでは、実際のレタッチ過程をみていきましょう。今回の作例は少し控えめですが、好みに応じて調整してみるとよいでしょう。

 

Lightroomの基本的な使い方についてはこちらの記事もご覧ください。

 

マスターして画像をぐっと綺麗にしよう!Lightroomの基本的な使い方

 

 

控えめな印象を受けるかも知れませんが、人物の肌がすっきりしてクールな印象になったかと思います。それでは実際のレタッチ手順について説明していきます。

 

オレンジの彩度を抜く

 

 

まずは赤枠で囲った色別補正を使っていきます。ポイントとなるカラーであるオレンジを選択します。まずは彩度を下げていきます。あまり彩度を下げすぎると冷たい印象になってしまうので画像に応じて調整してみてください。

 

色別補正についてはこちらの記事もどうぞ。

【レタッチテクニック】部分的に色を残し印象的にしてみよう!

 

オレンジの輝度を上げる

 

 

次にオレンジの輝度を上げていきます。輝度を上げることで人物の肌が明るくなりくすんだ印象を薄くすることができます。あまり輝度を上げすぎるとノイズが出てきてしまうので適度な量に抑えるのもポイントになります。

 

赤の彩度を上げる

 

 

最後に赤の彩度を上げます。作例では少しわかりにくいですが、チークや口紅などのメイクを施している部分をより際立たせることができるのでファッション紙のような印象に近づけることができます。

 

まとめ

 

ポートレートの肌色の補正では色別補正でオレンジを調整することで、すっきりとした印象に仕上げることができます。美しい肌色の再現はとても難しいですが、今回紹介したテクニックを使用すれば綺麗に補正することができます。手順も少ないのでチャレンジしてみてください。