Category

【レタッチテクニック】白レベルとハイライトの違いを理解して使いこなす

2018-03-11

Irisです。

 

今回もレタッチテクニックについてお話ししていきます。テーマは「白レベル」です。あまり聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?白レベルについては、Lightroomだけではなく、純正の現像ソフトでもお使いになれますので是非この機会にマスターして頂ければいいのではないでしょうか。是非参考にしてみてくださいね。

 




 

それでは、早速説明していきましょう。

 

白レベルとは?

 

 

白レベルですが、Lightroomで言いますと、基本補正の項目にありますね。他の現像ソフトでも似たような構成になっているかとは思います。白レベルですが、似たような調整パラメーターとして、ハイライトがあります。実はこの2つの項目は密接な関係があるのです。ハイライト、シャドウは調整することがあっても白レベル、黒レベルについてはあまり調整する機会がないかも知れません。

 

白レベルとは何か、簡単に言うと画像の中で最も明るい部分を指しています。ハイエストライトとも呼ばれます。では、何故ハイライトではなく白レベルなのかというと、ハイライトは明るい部分全体を調整するので少しメリハリに欠ける印象になってします。それに比べて、白レベルは最も明るい部分の調整なので、写真の一部が明るくなったような印象的に仕上げることが出来るのです。

 

ハイライト;明るい部分全体

白レベル;画像の最も明るい部分

 

それでは、実際の作例を見て使い方を見ていきましょう。

 

白レベルの調整方法

 

 

こちらは私が撮影した元画像データになります。空の写真が比較的わかりやすいかと思いますのでこちらで説明していきます。

 

白レベルの調整自体はとても簡単です。先ほどの白レベルスライダーを右にドラッグしていけば明るくなっていきます。白レベルをプラスに補正することで画像の最も明るい部分のみに補正がかかるので明暗差が出てドラマチックな印象になります。

 

ただし、注意点として、ヒストグラムの確認作業が必要になってきます。ヒストグラムとは画面右上の図ですね。右側が1番明るい部分、左側が1番暗い部分です。加工していくと、このヒストグラムが徐々に変化していくのですが、右側、左側に振り切ってしまうといわゆる「白飛び」、「黒つぶれ」という現象が起きてしまいます。そうなってしまうと画像のディテールが潰れてしまい、のっぺりとしてしまいますのでご注意を。

 

それでは、実際に加工していきましょう。

 




 

白レベルでの調整

 

前述の通り、徐々に白レベルスライダーを右側にドラッグしていきます。

そうしますと以下のようになりました。

 

 

少し明るい気がしませんか?実はこれは白飛びしています。白飛びしているかどうかはヒストグラムで簡単に確認出来ます。

 

 

画面の右上を見て頂けますでしょうか。白飛びしていなければ三角マークに色はつきません。しかし、白レベル調整により明るくしすぎると三角マークに色がついて、白とびを教えてくれるという訳です。白とびしている部分は画像に情報が残っていないので、画像のディティールがなくなってしまいます。風景写真以外でもそうですが、ヒストグラムを左右いっぱいまで調整することで画像の情報が多くなり、暗部から明部まで表現された写真とすることができます。

 

 

先ほどの例ではあえて白とびの説明をしたので白とびしないところまで白レベルスライダーを戻します。

 

 

これで少しドラマチックな感じになってきましたね。ただ、これだけだともう少し明るい部分が多くても良いかと思いますのでハイライト(明るい部分全体)も調整してみます。

 

 

これで空の光を強調し、明暗差が表現されたダイナミックな写真になりました。さらに追い込むにはシャドウ、黒レベルやコントラストも補正しますが、今回は白レベルについての説明なのでここまでにとどめておきます。

 

このように、白レベルを調整することでダイナミックレンジを活かすことが出来ますので明暗差のある綺麗な写真に出来ることでしょう。コツとしては、露光量を先に決めてから、白レベルの調整にかかるとやりやすいかと思いますね。

 

まとめ

 

白レベルは画像の最も明るい部分を補正、ハイライトは画像の明るい部分全体を補正します。風景写真においては白レベルを積極的に利用することでよりドラマチックな印象に仕上がります。ハイライト、白レベルの違いを理解してレタッチしてみるとよいでしょう。

今回は、白レベルについてのお話でした。参考になりましたでしょうか?あまり使ったことない方でも簡単ですので、是非使ってみてくださいね。

 

Lightroomの基本的な使い方はこちらをどうぞ。

マスターして画像をぐっと綺麗にしよう!Lightroomの基本的な使い方