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【レタッチテクニック】実例でみるレタッチ作例 円形フィルターを用いた視線誘導

Irisです。

 

今回も実際の作例を用いたレタッチ手順をご紹介していきます。何気無い写真でも視線を誘導することで見る人に印象づけることができます。今回はLightroomでの「円形フィルター」を用いて視線を誘導した作例で説明していきます。

 

写真素材 PIXTA

 

 

 

 

Exif情報

 

参考として撮影時のカメラの設定を公開します。Exifとは撮影時の絞り、シャッタースピード、ISO感度、焦点距離を表示したものになります。Exif情報を参照することで撮影者がどのような設定で撮影したのか知ることができます。

 

今回の写真のExif情報は

カメラ;SONY α7Ⅲ

レンズ;FE 24-105mm F4 G OSS

Exif;ISO100, 105mm, f/4, 1/320s

手持ち撮影(三脚不使用)

となっています。

 

また、レタッチしやすいようにRAWファイルで撮影をしています。

 

レタッチのポイント

 

黒レベルを下げて暗部を引き締める

円形フィルターで奥を明るくする

 

今回はLightroomのみを用いてレタッチしています。元画像ではコントラストが低く、眠くなっている印象ですが暗部を引き締めメリハリをつけてから、奥を明るくすることで視線を誘導しています。手前から奥に視線が向かうような構図の場合に有用かと思います。

 

実際のレタッチ手順

 

それでは今回の作例のレタッチ手順の解説に移ります。手順としてはかなり短いですが、ポイントを絞ったレタッチをすることで印象がかなり変わることがお分かりいただけるかも知れません。

 

Lightroomで画像を開く

 

 

元画像は冬の季節特有の雪雲で少しどんよりしていてメリハリがない印象です。ヒストグラムからも明暗差が少ないことがわかります。

 

黒レベルを下げて暗部を引き締める

 

 

「黒レベル」は画像の最も暗い部分を表します。今回は黒レベルを「-100」まで下げて暗部を引き締めています。「黒レベル」と似ている「シャドウ」で調整すると、暗い部分全体が補正されるので黒つぶれ部分が多くなってしまったりする場合もあるので注意が必要です。参考までにシャドウを「-100」に補正した画像を添付します。

 

 

「シャドウ」のみ補正ではあまり変化がなかったので、今回は「黒レベル」での補正とします。LightroomでのRAW現像では、画像を劣化させることなく編集できるので試行錯誤することができます。

 

円形フィルターで奥を明るくする

 

 

円形フィルターを用いて奥を明るくしていきます。

 

円形フィルターの操作方法についてはこちらの記事もご覧ください。

 

【レタッチテクニック】 円形フィルターで写真の明るさを部分的に変える

 

 

 

 

円形フィルターは大きめにかけて境界をぼかした方が自然に見えるでしょう。

 

 

 

円形フィルターのパラメーターです。反転にチェックを入れ、ぼかし100の状態で明るさをあげています。

 

ブルーの彩度を下げる

 

 

最後に、仕上げとしてブルーの彩度を「-20」に下げました。黒レベルを下げたことにより青みがかってしまったためですが、大まかな補正でも問題ないかと思います。

 

完成画像

 

 

完成画像がこちらになります。円形フィルターで奥を明るくすることで手前から奥に自然と視線が流れるようになります。円形フィルターは画像を部分的に補正する機能ですが、視線誘導にも繋げることができるので是非使用してみてください。