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【レタッチテクニック】トーンカーブの基本を知る

2018-05-11

Irisです。

今回はこれを使いこなせれば上級者と言っても過言ではない「トーンカーブ」についてお話ししていきましょう。トーンカーブを調整することで明るさやコントラストなどをより細かく調整することができます。もちろん基本補正でもある程度のレタッチを行うことはできますが、トーンカーブの扱い方を覚えてしまえばトーンカーブだけでレタッチが完了してしまうほどの優れものなのです。

 

それでは、トーンカーブの基本についてみていきましょう。

 

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トーンカーブとは

 

 

Lightroomでの現像画面です。トーンカーブは赤枠で囲ったところですね。少し拡大してみましょう。

 

 

拡大するとこのようになっています。

 

トーンカーブとは、階調(トーン)の変化をグラフにしたものです。うっすらグレーがかっている山のようなものが階調を表すヒストグラムで、斜めに引かれている線が調整前のラインとなります。このラインを変化させる(トーンにカーブをつける)ことで写真の明るさやコントラストを調整できます。

 

基本的な見方としては四角の右側が画像の明るい部分で、左側が画像の暗い部分に対応しています。トーンカーブを用いた調整では、このラインをマウスで変化させることで画像の編集を行っていきます。

 

チャンネルについてはRGBで画像の明るさとなどが調整できます。他にはレッド、グリーン、ブルーも選択できるようになっていますが、これらは画像の色味を調整するカーブです(色調補正と言います)のでレタッチの基本項目とはまた別の項目となっています。

 

色調補正についてはこちらもどうぞ。

【レタッチテクニック】色調補正で緑を美しくしよう!

【レタッチ凄技】【特別版】トーンカーブで写真をレトロな感じにしよう!

 

また。ポイントカーブは初期設定だとリニアになっていますが、こちらもコントラスト(中)、コントラスト(強く)などが選べるようになっています。どちらかを選択すると、ラインが自動で変化してくれるので慣れるまではこちらを使ってイメージをつかむのもよろしいかと思います。

 

パターン別トーンカーブの調整方法

 

それでは、実際に作例を用いてパターン別にトーンカーブの調整方法をみていきましょう。

実際に自分でいろいろ調整してみるのが上達の近道かと思いますが、今回はわかりやすくパターン別にしてみました。

 

全体を明るくする

 

全体を明るくするにはトーンカーブの中央を持ち上げます

 

 

 

写真全体が明るくなりましたね(左が編集前、右が編集後です)。トーンカーブの形としては上のようになります。写真全体を明るくするにはこのような形になるようにトーンカーブを持ち上げましょう。なお、トーンカーブで調整すると、基本補正で調整するよりも極端な補正をかけることもできます。

 

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全体を暗くする

 

全体を暗くするにはトーンカーブの中央を下げます

 

 

 

写真全体が暗くなりましたね。トーンカーブの形としては上のようになります。写真全体を暗くするにはこのような形になるようにトーンカーブをくぼませましょう。

 

コントラストを上げる

 

コントラストを上げる、ということは写真の明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗くして写真にメリハリをつけることです。トーンカーブでの調整方法としては、ラインをS字に変化させます

 

 

 

写真にメリハリがつきましたね。トーンカーブがS字になっています。ライン上のコントロールポイントを増やすには、ライン上をマウスでドラッグすれば増やすことができます。コントロールポイントを削除したい時には、コントロールポイント上で右クリック→「コントロールポイントを削除」で削除することができます。

 

写真にコントラストをつけるにはS字になるようにトーンカーブを調整しましょう。なお、この際なるべくなだらかなカーブにすることがポイントです。極端な曲線にしてしまうと画像の破綻が生じてしまいますので注意しましょう。

 

コントラストを下げる

 

コントラストを下げる、ということは写真の明暗差を少なくして写真を淡い感じにすることです。トーンカーブでの調整方法としては、ラインを逆S字に変化させます

 

 

 

コントラストが下がり、写真が淡い感じになりましたね。トーンカーブが逆S字になっています。

 

ハイライトを上げる

 

ハイライトは画像の明るい部分です。トーンカーブでは右半分が明るい部分でしたね。ハイライトを上げるには、トーンカーブの左側(暗い部分)はなるべくそのままにして、トーンカーブの右側(明るい部分)を持ち上げます

 

 

 

今回はラインが少し極端になっていますが、右側(明るい部分)を持ち上げてハイライトが上がっていのがわかるかと思います。トーンカーブを調整する順番としては、中央を固定→右側を持ち上げる→左側が自動で少し下がるので元に戻す、というような形で行います。

 

ちなみに私はレタッチでハイライトを多めに上げ、シャドウを少しだけ下げてスポットライトのような雰囲気を出せるようにしています。

 

なお、ハイライト、シャドウを個別に調整してもトーンカーブがS字に近くなると元画像に比べてコントラストが上がり、逆S字に近くなるとコントラストが下がります。

 

ハイライトを下げる

 

ハイライトを下げるには、トーンカーブの左側(暗い部分)はなるべくそのままにして、トーンカーブの右側(明るい部分)を下げます

 

 

 

トーンカーブとしては先ほどとは違い、このような形になっています。

 

シャドウを上げる

 

シャドウは画像の暗い部分です。トーンカーブでは左半分が暗い部分でしたね。シャドウを上げるには、トーンカーブの右側(明るい部分)はなるべくそのままにして、トーンカーブの左側(暗い部分)を持ち上げます

 

 

 

トーンカーブの形としては左側が持ち上がっているのがわかると思います。

 

シャドウを下げる

 

シャドウを下げるには、トーンカーブの右側(明るい部分)はなるべくそのままにして、トーンカーブの左側(暗い部分)を下げます

 

 

 

トーンカーブの形としては左側が下がっているのがわかると思います。

 

まとめ

 

トーンカーブの調整方法についてまとめてみましょう。

・トーンカーブを上げる→画像が明るくなる

・トーンカーブを下げる→画像が暗くなる

・トーンカーブをS字にする→コントラストが上がる

・トーンカーブを逆S字にする→コントラストが下がる

 

今回はなかなかとっつきにくいトーンカーブについて、パターン別にご紹介してみました。いかがだったでしょうか?トーンカーブをマスターすると、写真の編集の幅が広がりますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

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