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【撮影テクニック】風景写真撮影時の設定の基本を知る

2018-03-10

Irisです。

 

今回は風景写真を撮影する上での基本的な撮影時の設定についてお話していきます。風景写真の撮影ではセオリーが存在します。基本をマスターすることでレベルアップにつながれば幸いです。

 

適切な焦点距離を選択する

 

風景写真においてまずは焦点距離の選択が重要になってきます。広角レンズを使用すればパースがつくのでダイナミックで広大な写りになります。標準レンズは肉眼で見たときの画角に近いので見たままの景色を写すことができるでしょう。望遠レンズを使用すれば「圧縮効果」を利用して迫力ある写真にすることができます。

 

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焦点距離についてはこちらの記事もご覧ください。

 

【撮影テクニック】焦点距離を理解して積極的な表現をしよう!

 

露出は暗めに

 

 

露出とは写真の明るさのことです。撮影モードはマニュアルモード以外でしたら自動でカメラが判断した適切な明るさになりますが、露出補正を使えば自分で調整することができます。露出補正はカメラ上部にある+/−ボタンやメニュー画面から設定することができます。マニュアルモードでは内臓の露出計などを用いて明るさを確認し、ISO感度、絞り値、シャッタースピードを設定することになります。

 

風景写真では、光と陰の明暗差をうまく表現できるかがポイントになります。全体的に暗くすることで光が強調されるので露出は暗めに設定するのがおすすめです。また、レタッチする前提にはなりますが、白く飛んでしまった部分はデータが残っていませんが、シャドウ部分はある程度データが残っているのでレタッチでデータを引き出しやすい、というメリットもあります。

 

もし撮影時の露出に迷ったら、「露出ブラケット」という機能もおすすめです。露出ブラケットは−1EV、0EV、+1Vの複数の露出で撮影できるので後からベストな露出の写真をセレクトすることも可能です。ちなみに風景写真では露出は暗めの方が引き締まるので、露出ブラケットを使用する際は−2EV、−1EV、0EVと1段下げるとよいでしょう。

 

撮影モードについてはこちらに記事に詳しく書いてあります。

 

【撮影テクニック】撮影モードを理解して思い通りの写真を撮ろう!

 

ISOはベース感度で

 

 

ISO感度とは光をとらえる感度です。ISO感度を高くすると暗い場所でも光をとらえることができるので明るい写真を撮ることができます。ただし弊害として、粒子状のノイズが出てしまいザラザラした写真になってしまうといったデメリットがあります。

 

最近のデジタルカメラはISO感度を高くしてもノイズは少ないですが、レタッチした時にカラーノイズといって赤、緑、青などの余計な色が出てきてしまったり、解像感の低下にもつながります。

 

風景写真において画質面で考えるとベース感度(ISOの最低感度)を使用するのがベストといえます。ベース感度での撮影ではRAWデータは情報が豊富なのでレタッチの幅が広がります。あまりに暗い状況では三脚使用でISO感度を抑えることができるので夜景の撮影などでは手間にはなりますが三脚の使用をおすすめします。

 

ISO感度を下げるデメリットとしてはシャッタースピードの低下があげられます。シャッタースピードが遅くなるとスポーツ撮影などでは被写体ブレが起きてしまいますが、風景写真では被写体が動かない場合が多いので積極的にベース感度を使っていきたいところです。

 

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絞り値(F値)は8〜11がベスト

 

 

絞り値(F値)は写真のぼかし具合に影響してきます。絞り値(F値)を小さくするほどぼけが大きくなり、絞り値(F値)を大きくするほど写真全体にピントが合った写真になります。

 

風景写真では全体にピントが合った状態(パンフォーカス)が基本ですのである程度絞った方がよいでしょう。具体的な絞り値(F値)はお使いのレンズなどによってベストな値が異なってきますが、個人的には8〜11がベストだと考えます。これ以上絞りすぎると回析現象といってもやっとした写真になってしまうことがあるので注意してください。

 

風景写真では絞り値(F値)が重要になってきますので撮影モードは絞り優先モードがマニュアルモードがおすすめです。

 

シャッタースピードで表現を変える

 

 

風景写真ではシャッタースピードで表現を変えることもできます。強風が吹いている状況などではシャッタースピードが遅いと木の枝がブレてしまったりするのでシャッタースピードを速くする必要があります。逆に水辺の写真や滝の写真ではシャッタースピードを遅くすることで肉眼では見えない印象的な写真に仕上げることができます。

 

シャッタースピードを遅くする場合は露出が明るくなりすぎる場合があるのでそのような場合はNDフィルターを使用するとよいでしょう。シャッタースピードを遅くする場合は三脚が必須になります。

 

三脚は状況に応じて使い分ける

 

 

 

風景写真家は日中でも三脚を使用することが多いです。これはブレを防ぐだけでなく、構図の細かい追い込みなどが可能なためです。ただし、三脚を使用すると機動性が悪くなり結果的にシャッターチャンスを逃してしまうということもありますのでケースバイケースといったところでしょうか。

 

三脚を使うかどうかの目安としてシャッタースピードがあげられます。一般的に(1/焦点距離)より遅いシャッタースピードになると手ブレが出ると言われています。わたしはISO感度をベース感度に設定した上で、シャッタースピードが(1/焦点距離)より遅くなる場合は三脚を使用するようにしています。

 

三脚使用禁止の場所であれば手すりなどにカメラを安定させるようにおけば長秒露光も可能になるので試してみるとよいかも知れません。

 

まとめ

 

今回は風景写真撮影時の設定の基本についてご紹介しました。あくまで基本となりますので状況に応じて設定を変えていく必要はあるかと思いますが、基本を知ることで失敗写真を減らすことにつながるかと思いますのでぜひマスターしてみてください。

 

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