【column】スタッドレスタイヤの選び方

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スタッドレスタイヤの選び方

 

カメラとは直接関係はないですが・・・風景撮影で雪道を走ることもあるかと思いますので、本記事では、レース経験がありちょっとだけ車に詳しい筆者から、スタッドレスタイヤの選び方について紹介したいと思います。きっと風景写真が好きな人であれば雪が降ったら喜んで撮影に行きますよね!

 

 

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雪道ではスタッドレスタイヤは必須

 

雪国育ちの方は当然かと思いますが、雪が降ったらスタッドレスタイヤを使用します。触ってみるとわかるのですが、スタッドレスはゴムが柔らかく、雪でもしっかり吸い付くようになっています(夏タイヤは表面が固くてツルツルしている感じです)。また、ドライ路面も走行できるようになっており、冬季を通じて履いておける利便性もあります。地域によって異なると思いますが、私の住んでいる福島県の会津地方では、11月半ば〜4月くらいまで装着していることが多いです。

 

また、降雪地域の高速道路では「チェーン規制」がかかることがあり、そうなるとスタッドレスタイヤかチェーンを装着していないと通行できなくなります。

 

(余談)以前はタイヤに鋲のようなものが付いた「スパイクタイヤ」が使われていたのですが、道路を削って粉塵が発生するため1990年くらいから使用されなくなっています。

 

夏タイヤ+チェーンのデメリット

 

あまり雪が降らない地域から降雪地域に行く場合、夏タイヤにチェーンを履かせる方もいらっしゃるかとは思いますが以下のようなデメリットがあります。

 

装着に手間がかかる・・・慣れていないとかなり大変です。
高速走行ができない・・・金属製のチェーンで30km/h程度、ゴム製のチェーンで50〜60km/h程度です。
駆動輪しか装着できない・・・チェーンは基本的に駆動輪に装着することになっており、雪道ではチェーンを付けていない方のタイヤがスリップする可能性があります。

 

チェーンはあくまで緊急用に備えておくものと捉えておいた方がよく、ある程度降雪地域に行かれる場合はスタッドレスタイヤを装着するのが望ましいです。1度しか行かない場合などは、高くつくかも知れませんがスタッドレスタイヤ装着のレンタカーを借りるなどした方がよいでしょう。事故を起こしてからでは取り返しがつかないですからね・・・。

雪道に限ったことではないですが、車の進化も相まって、簡単に運転できる時代になってしまっています。車は1tを超える鉄の塊であって、ひとたび事故となると簡単に人に危害が及んでしまうものという認識を持って頂きたいです・・・。

 

オールシーズンタイヤ、マッドテレーンタイヤの雪道での使用

 

オールシーズンタイヤ、SUVなどに装着されるマッドテレーンタイヤなどのサイドウォールに「M+S」と記載されているものがあります。これは「マッド(MUD)+スノー(SNOW)」という意味で、雪道を走行できると謳われてはいますが、スタッドレスタイヤと比べると性能は十分ではないため注意が必要です。

個人的なイメージだと、「概ねドライ路面を走るが、時折スノー路面も走る」ようなケース程度であればなんとか対応できるかも知れませんが、積雪路が続くような状況ではちょっと使えないかな・・・といった印象です。

とは言え、通常の夏タイヤよりは安心度が抜群にあるかと思いますので、非降雪地域の方などはこれらのタイヤを装着しておくのも備えとしておすすめです。

 

スタッドレスタイヤにもデメリットはある

 

スタッドレスタイヤのデメリットとしては燃費が悪くなる(ゴムが路面に吸い付きやすく、抵抗が増える)、夏タイヤと比べると限界性能が低い(特にウエット路面では滑りやすい)と言ったデメリットがあります。

後述しますが、履き潰しで夏タイヤの代わりに使うような場合は注意が必要です。

 

スタッドレスとチェーンを併用することもある

 

スタッドレスも万能ではなく、ツルッツルのアイスバーン!や深雪(雪が降りすぎた場合!)にはチェーンを使わないと走行できないケースもあります。4WDであればチェーンを使うケースは少ないと思いますが、2WDであればチェーンは持っておいた方が安心かと思います。

 

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スタッドレスタイヤの交換時期

 

スタッドレスタイヤの寿命は主に「残り溝」、「使用期間」、「ゴムの硬さ」で判断します。使用期間というのは厳密にはゴムの硬さによるのですが、測る機会がないことも多いので、指標として入れておきました。

 

残り溝

 

走行を重ねるとスタッドレスタイヤの溝が少なくなってきます。残り溝が5分(50%)を切るとスタッドレスタイヤとしての寿命となります。5分(50%)を切ると雪道での使用は危険ですが、夏タイヤとして使用することができます(残り1.6mmになるまで)。つまりスタッドレスタイヤの残り溝の指標としては2段階(①プラットフォーム、②スリップサイン)存在する形になります。

 

<BRIDGESTONE HPより引用>

 

使用期間

 

スタッドレスタイヤは購入後経年劣化が進んでいき、ゴムが硬くなっていきます。スタッドレスタイヤはゴムの硬さが命なので、購入後ある程度期間が経ったものは使用しないのが安全です。メーカーによって見解は異なりますが、一般的には3〜5年(シーズン)といったところでしょうか。個人的には4シーズンを限度として新しいものと交換しています。なお、上にも少し触れましたが、ゴムの硬さを測れない場合の目安が3〜5であり、下記で説明する硬度計があればそちらでの結果を優先するのがベストです。

なお、上述しましたが、スタッドレスとしての役目を終えても夏タイヤとして使用することもできます(一般的に履き潰すと言います)が、使用しても次の冬までの間くらいに留めておくのが無難かと思います。

 

ゴムの硬さ

 

 

スタッドレスタイヤはゴムの硬さを測る「硬度計」というものが販売されており、ある一定の数値を超えると使用しないのが望ましい、というような判断をすることができます。BRIDGESTONE製のものだと60を超えると使用しないのがよいそうです。こちらは個人でも買えるのですが、きちんとしたものだと1万円を超えるものもあります。ディーラーやガソリンスタンドで貸してくれる場合もあるそう(全てではないと思いますが・・・)なので聞いてみてもよいかも知れません。いちいちタイヤを出して測定するのも面倒ではありますが、数値で判断できるので安心して使用継続可否を判断することができます。

 

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スタッドレスタイヤのおすすめメーカー

 

国産メーカー・・・値段は張るが、性能は折り紙付
海外メーカー・・・比較的求めやすい価格設定が多い。
スタッドレスタイヤは国産メーカーだけでなく、海外メーカー含め多くのメーカーから販売されています。海外メーカーは値段も良心的なものが多いですが、国産メーカーと比べると性能についての実績、評判が少ないと言わざるを得ないので国産メーカーから選んでおけば間違いないと思います。
通常、国産メーカーであれば3〜4シーズン持ちますが、海外メーカーでも1年ごとに新品に交換するような使い方であれば性能についてはそこまで心配しなくてもよいかも知れません。
個人的には、スタッドレスタイヤの選択で命に関わることもあるので国産一択です(ここ最近はヨコハマタイヤのものを購入しています)。

国産メーカー、及びメーカーごとの特徴

 

※あくまで自己の経験による主観ですのでご注意ください。

ブリジストン(BRIDGESTONE)・・・積雪、圧雪、凍結路面などオールラウンドで性能が高い。また、ドライ路面での減りが少なく、ロングライフ。その分やや高価。
ダンロップ(DUNLOP)・・・
ヨコハマ(YOKOHAMA)・・・ブリジストンに近い性能で値段がやや安価。国産メーカーの中では最もコストパフォーマンスが高いと考える。

 

最近では従前と比べて性能もかなり高くなっていて、メーカー間の差もそこまで大きい訳ではないので好きなメーカーや、お店で買う場合は取り扱いがあるメーカーの中から選んでも問題はないと思います。

 

ちなみに業界にいた頃は、BS、DL、YHの略称で呼ばれることが多かったです。

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スタッドレスタイヤの選び方

 

製造年週がポイント!
銘柄はそこまで気にしなくてもよい
スタッドレスタイヤの選び方ですが、ズバリ製造年週がポイントになります。下記、BRIDGESTONE HPより引用させて頂きました。

<BRIDGESTONE HPより引用>

 

スタッドレスタイヤを早めに購入したり、レアなサイズの場合、昨シーズンの在庫を買わされる場合があります・・・。スタッドレスタイヤは製造が新しいものほど性能が良いので、製造年週は必ず確認した方がよいです。本記事を書いているのは2021年10月ですが、2021年36週製造であれば今シーズン製造品ですが、2021年1週製造だと昨シーズン製造品になるので注意してください。

 

購入する場合に何も言わない(あるいは指定しない)と古いものを購入してしまう可能性もあるのでご注意ください。お店で買う場合は今シーズン製造のものをくださいと言えば大丈夫かと思います。ネットで買う場合も今年製造と入れて検索すれば引っかかってくるはずです。自分だけ新しいものを買って他の人が可哀想じゃないか、と思う方もいるかも知れません(?)が・・・古いものは訳あり品として安く販売することもあるのであまり気にしなくてよいと思います。逆に安くても古いものはあまり書いたくないですね・・・。

 

銘柄については、タイヤもモデルチェンジがあり、現行品(性能UPなどと謳っていたりします)や旧品など混在する場合もありますが、現在のものは性能がかなり高いので、製造年週が新しければ旧品(値段が安くなることが多い)でも全く問題ないと思います。

 

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安く購入する方法

 

 

スタッドレスタイヤを安く購入する方法ですが、(多少知識が必要ですが)ネットで買うのが最安だと思います。AmazonやYahooショッピング、楽天市場などお好きなサイトで買えます。4本買えば送料無料のショップも多々見受けられます。

経験上、直接お店で買う場合結構割高な設定になっているように感じます。ネットで購入する場合ですが、タイヤのみで購入した場合、お店で組み替え(入れ替え)してもらう必要があります。ホイール付きで購入すれば自分で脱着することもできます。ネットで買ってお店に作業を頼む場合、工賃が割高になることもありますが・・・それでもネットで買った方が全然安いです。私の車の場合(18インチ)だとディーラーで20万円くらいしたかも知れないですが・・・ネットだと10万円しないで買えた記憶があります。

 

もちろんですが、中古はおすすめしません!

 

(余談)タイヤ交換では以下の用語を使えば、店員さんも理解してくれると思います。

組み替え、入れ替え・・・ホイールはそのままでタイヤだけはめ替えること
タイヤ交換、脱着・・・タイヤとホイールがセットされているものを車から脱着すること

検索ワードの入れ方

 

ネットで検索する場合、車種名を入れて検索する方も多いのですが、グレードや年式でタイヤのサイズが異なるケースもあるので、タイヤサイズを入れて検索するのが確実です。わからなければ実物で確認するのもよいでしょう。新車等で新しくスタッドレスタイヤを購入する場合は夏タイヤと同じサイズ、既にスタッドレスタイヤを持っていて、新しくする場合も同じサイズのものを購入すれば間違いないです。

下記、BRIDGESTONE HPから引用させて頂きましたので参考にしてみてください。

 

ちなみに、私は現在”スバル レヴォーグ”に乗っているのですが、タイヤサイズは「225/45R18」となっています。私はいつも「タイヤサイズと○○年製造」と入れて検索しています。

 

 

 

タイヤサイズの調べ方

 

<BRIDGESTONE HPより引用>

 

※ロードインデックスは気にしなくても大丈夫です。○○○/○○R/○○の部分だけチェックしてください。

 

インチダウンについて

 

インチダウンというのは夏タイヤよりホイールのサイズを小さくすることです。ホイールのインチが小さくなると対応するタイヤのインチも小さくなります。メリット、デメリットは下記に記しますが、インチダウンできるかどうかやタイヤの外径などを調べなくてはいけないので、車に詳しい方でないと難しいと思います。

どうしてもインチダウンしたい場合は、ネットでインチダウン早見表と検索するとインチダウンできるかどうか調べることができます。あるいはお店の方に聞いても答えてくれる場合もあります。個人的にはインチダウンはしない主義です・・・(そこはケチるところではないと思うので)。

 

インチダウンのメリット・・・タイヤが安くなる。
インチダウンのデメリット・・・外径が変わることがあるため、スピードメーターが少しズレる可能性がある。
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組み替え(入れ替え)手段

 

タイヤのみをネットで購入した場合、組み替え(入れ替え)はお店でやってもらわないといけません。お店によって値段がまちまちで、安いところを調べるのは難しいかとは思いますが・・・一般的にディーラーよりもガソリンスタンドなどの方が安いようです。カー用品店は言及を控えておきます・・・私は使用しません・・・。値段はタイヤの大きさで変わることが多いです。技術的には(普通の車であれば)お店によって大きな差はないと思います。

大きい車に乗っている場合、お店によっては機械(タイヤチェンジャー)が17とか18インチ以上は対応できない、というケースもあるので事前に確認してみてください。

 

組み替え(入れ替え)時には、ホイールバランスという作業が別途料金でかかりますが、直進性に関わる部分なのでセットで実施してもらうようにしてください。

 

ちなみに、私のレヴォーグのタイヤ(18インチ)の組み替え(入れ替え)を近くのスバルでやってもらった際は16000円くらいかかりました。ディーラーなので、ガソリンスタンドだともう少し安いかも知れません。3〜5使うものなので必要経費と考えていますが、ネットで購入する場合は、組み替え(入れ替え)の値段を考慮してみてください。高くても2万円あればお釣りが来ると思います。作業に少し時間はかかる場合もある(雪予報が出るとすごい混みます!)ので、私はシーズン前少し早めに買って、早めに作業をお願いしています。

 

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タイヤ交換、脱着手段

 

ディーラーや整備工場に依頼・・・工賃がかかる。予約が必要なことが多い。待つ時間が長い。
自分で交換・・・工賃がかからない。好きなタイミングでできる。肉体労働。
タイヤがホイールに付いた状態であれば、自分で交換することもできます。やり方を知っていればそんなに難しくはないのですが、わからない場合は(安全に関わる部分なので)誰かに教えてもらい、かつ立ち会ってもらって実施した方がよいと思います。
結構肉体労働なので(笑)、お店に頼んでもいいかと思います。値段は数千円程度でしょうか。ただ、スタッドレスへの交換は雪予報が出ると急に混雑するので早めの予約をおすすめします。

タイヤ交換のやり方

 

参考になりそうなURLも添付しておきます。

※自己責任でお願いします。

自分で車のタイヤ交換をする方法(やり方・手順)|チューリッヒ
自分で車のタイヤ交換をする方法(やり方・手順)のご説明。タイヤ交換を自分で行う場合のやり方と手順、パンクをした場合に必要な道具、タイヤがパンクしたときなどに行う、タイヤ交換の方法をご説明。

 

昨年のものをそのまま使用する場合は残り溝に注意してください。FFや4WDであれば、残り溝が多い方をフロントに持ってきた方がよいと思います(フロントの方が減りやすいため)。(駆動方式がわからない場合ドライブシャフトの有無をみればわかります。)

 

空気がものすごい抜けていたら先に空気を入れた方がよいです。

 

準備するもの
ジャッキ・・・備え付けのもので可。アルミジャッキなどがあればかなり楽。
レンチ・・・備え付けのもので可。十字レンチ
トルクレンチ・・・規定の強さで締めるのに必要

ジャッキやレンチは車に付いてくるものでよいと思いますが、トルクレンチは使って欲しいです。ホームセンターやネットで3000〜4000円で買えると思います。ネジの締め過ぎは外す時大変ですし、ボルトが伸びてしまったりすることがあるので必ず規定のトルクで締めるようにして下さい。安全管理ができないのに自分で交換するのは危険ですから、なるべく用意して欲しいと考えます。

 

以下、タイヤ交換の手順について簡単に説明します。

※自己責任でお願いします。

 

①車を平なところに停める
②ジャッキで上げる
③ホイールナットを緩める・・・対角線の順に緩める。ジャッキで上げる前に軽く緩めておくとよい。
④タイヤを外す・・・固着して外れない場合は蹴り飛ばします(笑)。
⑤タイヤを付ける
⑥ホイールナットをある程度締める・・・対角線の順に締める。強く締めすぎないこと。
⑦ジャッキをゆっくり下ろす・・・タイヤが少し付く(完全には下ろさない)くらいで止める
⑧トルクレンチを使って規定トルクで締める
⑨ジャッキを完全に下ろす
⑩空気を規定量入れる
①①交換後少し走ったら増し締めする
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使用時以外の保管方法

 

タイヤ全般に言えることですが、使用時以外は、風通しの少ない冷暗所保管が理想です。物置きがあればそちらにしまっておくようにしましょう。

 

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まとめ

以上、常識的な内容もありましたが簡単にスタッドレスの選び方についてまとめましたので参考にしてみてください。

 

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