彩度を抑えてコントラストを上げる方法
コントラストを上げることで画像の明暗差が強調されメリハリが出ます。しかし、コントラストを上げることにより彩度(鮮やかさ)が上がってしまいくどい印象になってしまう場合があります。彩度を上げずにコントラストを上げる方法はいくつかあります。どの方法でも問題ありませんが、彩度をキープすることですっきりとまとめることができると思います。
本記事では白黒画像を重ねたあとレイヤーブレンド(描画)モードを変更し、彩度を上げずにコントラストを上げる方法について説明します。白黒画像では画像が明部と暗部に別れるので、この性質を利用し明部、暗部を重ねてコントラストを上げます。重ねる際レイヤーブレンド(描画)モードをうまく設定することで彩度を抑えることができます。
白黒画像を重ねて彩度を抑えてコントラストを上げる手順
Photoshopで画像を開く
command(Ctrl)+O(オー)あるいはLightroomから右クリック→「他のツールで編集」→「Adobe Photoshop CCで編集」
白黒画像の作成
画像を白黒にする方法はいくつかありますが、今回はメジャーであると思われる「白黒」、「彩度を下げる」を利用した方法で説明します。どちらの方法でも結果は変わりありませんのでやりやすい方法を選んでください。なお、画像をコピーしてから白黒化していますが、調整レイヤーで白黒にすることもできます。
元画像を複製→「イメージ」→「色調補正」→「白黒…」
カラーごとに細かく調整できますが、ひとまずデフォルトでもよいかと思います。
元画像を複製→「イメージ」→「色調補正」→「彩度を下げる」
レイヤーブレンド(描画)モードを変更
レイヤーブレンド(描画)モードは画面右下から変更できます。彩度が上がりにくいブレンド(描画)モードのおすすめは乗算、オーバーレイ、ソフトライト、ハードライトになります。
完成画像
まとめ
白黒画像を作成したあとレイヤーブレンド(描画)モードを変更することで彩度を抑えてコントラストを上げることができます。ブレンド(描画)モードもいくつかありフィルターのような感覚で使えると思いますし、レイヤーの不透明度で効果のかかり具合も調整できるのでぜひ試してみてください。