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円形フィルターとは
円形フィルターは画像を部分的に選択するツールです。円形(楕円形)の選択範囲を作成し、円の内側(もしくは外側)に補正をかけるフィルターになります。
よく使われるテクニックとして、部分的に露光量を上げ明暗差を強調する手法があります。円形フィルター単体でも明暗差を表現することが可能ですが、円形フィルターを複数起動し全てに露光量プラス補正をかけることでより立体的になるケースもあると思います。円形フィルターの設定をコピーする方法についてのチュートリアルはあまり見かけないので参考にしていただければ幸いです。
円形フィルターを同じ設定で複数起動する手順
円形フィルターの起動
画像を選択→「現像」モジュール→ツールストリップの「円形フィルター」(上記赤枠部分)をクリックします。円形フィルターを起動すると、円形フィルターにのみ適用される専用の補正パネルが開きます。
円形フィルターの起動;「shift+M」
円形フィルターで部分的に補正する
円形フィルターで部分的に補正していきます。基本的な操作方法は下記をご覧ください。今回は露光量を部分的に上げていきます。
「shift」を押しながらドラッグで正円
サイズ、形状の調整;周囲4点のいずれかをドラッグ
正円を維持したままサイズの変更;「shift」を押しながら周囲4点のいずれかをドラッグ
位置の調整;中心点をドラッグ
回転;周囲4点以外の円周上にマウスのポインターを当て上下左右に動かす
1段階やり直す;command+Z(WindowsではCtrl+Z)
選択範囲の確認;中心点にマウスを当てる、あるいはショートカットの「O(オー)」、あるいは「選択したマスクオーバーレイを表示」にチェックを入れる
円形フィルターの複製
本記事のメインとなりますが、円形フィルターを同じ設定で複製するには以下2通りの方法があります。複製された円形フィルターは同じ位置に重なるので位置をずらす必要があります。
円形フィルターを選択し右クリック→複製
ショートカット;「option(Alt)+command(Ctrl)」
位置、サイズ、形状の微調整
位置の調整;中心点をドラッグ
サイズ、形状の調整;周囲4点のいずれかをドラッグ
完成画像
円形フィルターを複数起動し、全て露光量を上げることで陰影の強調につながったかと思います。
まとめ
円形フィルターを選択し右クリック→複製
ショートカット;「option(Alt)+command(Ctrl)」
画像を部分的に補正する円形フィルターはレタッチの幅を広げてくれます。画像で補正したい部分が複数ある場合には円形フィルターの設定をコピーすると便利な場合もあるのでぜひ試してみてください。