ルミノシティマスク(Luminosity Mask)とは
ルミノシティマスク(Luminosity Mask)とは「輝度(明るさ)をもとに部分的に表示/非表示した画像」であり、「輝度マスク」とも呼ばれます。部分的な選択範囲を作成することで、より繊細なレタッチが可能になります。
色域指定とは
「色域指定」は色を基準に選択範囲を作成する方法です。特定の色のみ抽出し、作成した選択範囲に補正をかけることができるようになります。「色域指定」では色だけではなく、輝度をもとに選択範囲を作成することもできるので、この機能を利用してルミノシティマスク(Luminosity Mask)を作成します。
色域指定の使用方法
色域指定の起動
「選択範囲」→「色域指定」
ハイライト、中間調、シャドウの選択
デフォルトでは「指定色域」となっていますが、プルダウンすることでハイライト(明部)、中間調、シャドウ(暗部)の項目が出てきます。作成したい(補正をかけたい)選択範囲をセレクトしてください。
白;選択部分、黒;非選択部分
白で表示されているのが選択範囲として残る部分、黒で表示されているのが画像から切り取られる部分になります。今回はハイライトのルミノシティマスク(Luminosity Mask)を作成してみたいと思います。
選択範囲のプレビュー;グレースケールで表示を見やすくする
ポップアップウインドウでも選択部分が白、非選択部分が黒で表示されますが、見づらい場合は「選択範囲のプレビュー;グレースケール」」としてください。
許容量、範囲で微調整
許容量、範囲で選択範囲の微調整ができます。画像を見ながら思うような範囲となるよう調整してみてください。
「command+J(WindowsではCtrlJ)」で選択範囲として切り出す
選択範囲の微調整ができたら、ショートカットの「command+J(WindowsではCtrlJ)」で選択範囲として切り出すことができます。
ルミノシティマスク(Luminosity Mask)の完成
ハイライトのルミノシティマスク(Luminosity Mask)を作成することができました。選択したハイライト部分が残り、切り取られた部分は透過表示となっています。ここから、ルミノシティマスク(Luminosity Mask)に対して補正をかけていくような使い方をしていく場合が多いです。実際の使用例については別の記事で紹介したいと考えています。
まとめ
ルミノシティマスク(Luminosity Mask)の作成方法はいくつかありますが、色域指定で作成するのが最も直感的に操作できると思います。比較的試しやすいので是非挑戦してみてください。